企画構成のコスト

企画立案・構成

CGを作るといっても、映像作品として最終的にまとめ上げるためには、企画の立案、そして台本を作りストーリーの流れを組む構成という作業を行う必要があります。必要に応じてリサーチなどの手間もかかるでしょう。
一般にこうした作業は映像制作会社の中のスタッフと、構成作家と呼ばれる台本のプロの間で行われます。そして仕上げられた構成台本がお客さんのところに送られ、意見をくみ取り、決定されます。

ここまでの作業で、映像制作会社はプロデューサー(P)、ディレクター(D)、AD、構成作家を動かすわけです。クライアントとの打合せなどを加えるとP、D、ADそれぞれが二日ずつ、そして構成作家は台本を書くので三日と考えると、正価では全部で30万円ではきかないでしょう。

テレビなどのレギュラー番組の場合は日常的に集まっているスタッフが情報交換会のようなノリで構成会議を定期的に行っていますので、ここで前回の放送回での反省点や今後の作戦まで含め、各コーナーの内容も決めてしまうので割とお金がかからないのですが、企業広報映像の場合は一作品ごとにバラバラの案件となりますので、こうした企画構成のためのコストというのが大きくなる傾向があります。